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社団法人 大阪府鍼灸マッサージ師会

〒545−0011 大阪市阿倍野区
昭和町2丁目10番5号
TEL/06-6624-3331
FAX/06-6624-5141
E-mail/info@osmk.or.jp

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介護と鍼灸マッサージ


■ 鍼灸マッサージ師による在宅ケア
在宅介護における鍼灸マッサージは、訪問(往療)の医療マッサージや鍼灸施術で成果を上げています。
主な効果を5つあげてみます。

1) 筋力の維持と増強  長期入院や麻痺、骨折などをきっかけとして、臥床期間が長くなると、いわゆる廃用症候群(からだを動かさないことによる身体機能の衰え)と呼ばれる症状が現れてきます。しだいに筋力が衰えてきて、歩きにくくなったり階段の昇り降りがつらくなり、わずかな段差でもつまずくようになってきます。歩行動作以外にも、立ち座りや起き上がり、寝返りさえも難しくなってくることがあるのです。
 私たち鍼・灸・マッサージ師は、運動機能訓練や筋力増強訓練等も併せて行い、筋力の衰えを防いで、各種動作の維持と改善を図ります。
2) 関節拘縮の予防と改善( 関節可動域の維持と拡大 )  筋力低下と同じように、廃用症候群により、しだいに関節周囲は硬くなり、筋肉等も萎縮をするため、動く範囲(関節可動域)が制限されてきます。いったん硬くなった関節を無理に動かそうとすると、痛みが出たり、ひどい場合には骨折することさえあります。自分で動くことがしづらくなるだけでなく、介護をする側にとっても、衣服の着脱やオムツ交換なども難しくなってきます。
鍼・灸・マッサージにより、痛みを和らげながら、無理なく関節の動きの改善を図ります。
3) 疼痛の緩和  痛みは生活意欲を著しく低下させます。また、痛み自体が筋萎縮等を引き起こすことがあるとも言われています。
 鍼・灸・マッサージ施術は、神経痛、関節痛、筋肉痛、褥瘡(床ずれ)などによる痛みを和らげます。
4) 血液・リンパなどの循環改善、及び、心肺機能の改善  臥床期間が長くなると、徐々に心肺機能も低下していきます。鍼・灸・マッサージ施術や機能訓練などにより、心肺機能を高め、血液やリンパの流れを促して、浮腫(むくみ)や筋肉等の炎症、全身状態の改善を図ります。
5) 精神の安定化と生活意欲の向上  臥床期間が長くなってくると、様々な身体的症状だけでなく、外部と触れ合う機会が少なくなることにより、心理的にも閉じこもってしまう傾向が現れてくることがあります。精神的に不安定な状態は、ご本人様だけでなく、ご家族様や介護者の精神的ストレスにもなってくるのです。
 私たち鍼・灸・マッサージ師の施術は、直接からだに手を触れて行います。ご自宅を訪問して、人の手のぬくもり、心が癒される触れ合いを大切にしながら、心地良い刺激とともに、精神的な安定化を図り、生活意欲を高めます


★ 医療マッサージ
 医療マッサージは対象疾患、施術開始の時期及び様態、症状に応じて施術されます。
 医療マッサージ・機能訓練を行なうことで、関節の拘縮や筋麻痺、運動機能障害の回復を促し、日常生活動作の向上を図り、寝たきりや準ねたきりの二次的障害や廃用性症候群の予防と改善を行います。
 対象の方は、概ね要介護2〜5レベルの方で、健康保険(療養費)取扱いを行なうことで、在宅でも継続的な療養を行なうことが可能となり、要介護者の自立支援、ならびに苦痛の緩和に役立っています。

★ 鍼灸
 鍼灸施術の適応症は数多くありますが、寝たきりや準寝たきり等、介護保険における要介護者・要支援者の二次的障害や廃用性症候群に基因する疼痛症状、日々の介護疲れからくる介護者の腰痛や肩凝り等、特に疼痛緩和にすぐれた効果があります。鍼灸も症状により、健康保険(療養費)取扱いが可能です。


担当のケアマネジャーへのご相談、もしくはお近くの治療院、又は本会事務所(TEL 06−6624−3331)へご相談ください。
ケアマネジャーは、利用者の自立支援のために、介護保険によるサービスだけではなく、あらゆる社会資源を有効に活用した「総合的な居宅サービス計画の作成」を運営基準(下記参照)で求められており、実際にも多くの相談が寄せられています。
府内各地域において、鍼灸マッサージ師が活躍していますので、是非、ご活用ください。


老企 第22号 厚生省老人保健福祉局企画課長通知(平成11年7月29日)
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について(一部抜粋)
3 運営に関する基準
(7)指定居宅介護支援の基本取扱方針及び具体的取扱方針
C総合的な居宅サービス計画の作成(第4号)
 居宅サービス計画は、利用者の日常生活全般を支援する観点に立って作成されることが重要である。
 このため、居宅サービス計画の作成又は変更に当たっては、利用者の希望や課題分析の結果に基づき、介護給付等対象サービス以外の、例えば、市町村保険師等が居宅を訪問して行う指導・教育等の保健サービス、老人介護支援センターにおけるソーシャルワーク及び市町村が一般施策として行う配食サービス、寝具乾燥サービスや当該地域の住民による見守り、配食、会食などの自発的な活動サービス等、更には、こうしたサービスと併せて提供される精神科訪問看護等の医療サービス、はり師・きゅう師による施術、保健師・看護師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師による機能訓練なども含めて居宅サービス計画に位置付けることにより総合的な計画となるよう努めなければならない。



■ 介護支援専門員として
 介護保険制度下で鍼灸マッサージ師は、介護支援専門員(ケアマネージャー)になることが出来る国家資格の一つであり、居宅介護支援事業所で活躍している鍼灸マッサージ師も存在します。


■ 機能訓練指導員として
 介護保険制度下で、あん摩マッサージ指圧師は、機能訓練指導員として通所介護や介護老人保健施設等において機能訓練に従事することができます。


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